取材やロケハンを担当する私が、第三話のプロットを読ませていただいたときに脳内再生された場所が登米市津山町の柳津虚空蔵尊さんでした。
プロットというのは、漫画を絵にする前に、文章で「ストーリーや設定をこんな感じにします」と書いている設計図のようなもので、基本的にはほとんど文字の情報です。
そのプロットを読んでいて、私の頭の中では柳津虚空蔵尊さんで再現されており、漫画家さんに資料提供をする際にも柳津虚空蔵尊さんの写真をお送りしました。
およそ1300年前に創立された由緒ある寺院のため、漫画への登場も難しいかなと思っておりましたが、宇宙の様に広い懐で快諾いただき、無事に制作に入ることができました。
柳津虚空蔵尊さんは、登米市にお立ち寄りの際は絶対に行っていただきたい場所の一つです。
奥まった場所にあるため、外界の喧騒とは隔絶された空間になっており、境内は神聖な空気に包まれています。
私も年に数回、仕事でいっぱいいっぱいになると、こっそりお邪魔して境内を散策しております。
境内にはお寺カフェ夢想庵があり、お寺の伝承になぞらえたお食事やデザート、お飲み物を提供してくださいます。
お寺の中のカフェと侮るなかれ、味やビジュアルも真摯に研究されており、お腹も心も満たされること間違いなしです。
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